「ひん曲がった」とは、今作品「Summer of 85」で言えば、主人公16才少年の相手である18才男の母親が、主人公16才少年の服を脱がし全裸にするところ。エロシーンではなく、単に風呂に入らさせるため。少年のケツ出し、全身全裸状態だが股間は写さず。その代わり、母親が少年の股間を見つめ「親御さんは喜ぶわ」ってなことを言う。何だこのシーンは? 少年の裸を見せるためのシーンと言えばそれまでだが、18才男、母親の母子家庭はユダヤ人で、ユダヤ人がする割礼が関係してるのか何だか? 日本人の筆者には変なシーンに映りました。そこら辺を筆者が「ひん曲がった」と表現する所以です。オゾン作品には必ず「???」という描写がある。
「Summer of 85」は良かったですよ。良かったけど傑作かと言うとそうでもない。フランスのセザール賞では、作品賞のノミネートになってるが、それほどいいか?という感じです。普通の映画では無視される朝勃ちをこんなに魅力的に描けるのはオゾンならではと思いますが。