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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

「ロミオとジュリエット」訴訟問題

2023年1月4日付けのニュースで、
『ヌードシーンが児童虐待、1968年『ロミオとジュリエット』で製作会社訴え』というのが出ました。yahoo!ニュースに限らず各ニュースから出てます。

「今更何言ってんだ!?」というのが筆者の感想ですが、ニュースは消えますからね、といって丸々コピーすると著作権引っ掛かりますから、該当ニュースをリンクした上、ニュース自体を要約してこちらに書きます。

yahoo!ニュースはこちら

下記・要約・ここから*****
1968年の映画『ロミオとジュリエット』でのヌードシーンが児童虐待に当たるとして、俳優のオリビア・ハッセーさんとレナード・ホワイティングさんが先週、米製作会社パラマウント・ピクチャーズを訴えた。
フランコ・ゼフィレッリ監督(2019年に死去)の同作品でハッセーさんは15歳、ホワイティングさんは16歳だった。現在70代の2人は、裸の臀部や胸の一部が見えるシーンは性的搾取であり、児童ポルノ画像配布に当たると主張している。2人は映画公開から50年以上にわたって精神的苦痛を受け、その結果、俳優としての仕事が限定されたとして数億ドル(数百億円)の損害賠償を請求している。
ハッセーさんは2018年、米娯楽誌バラエティ(Variety)のインタビューでこのヌードシーンについて「映画にとって必要だった」と述べ、ゼフィレッリ監督を擁護していた。
****ここまで

繰り返すが「何を今更」ですよ。ホワイティングのその後の活躍は薄いが、ハッセーは低飛行ながらも映画出演はしてるし、2003年、映画『マザー・テレサ』ではしっかり女優魂見せてるじゃないの。金欠になったんでやさぐれ弁護士に乗せられたとしか思えませんね。

********下記・「男の裸が見られる映画・80年代以前」より抜粋


ロミオとジュリエット Romeo and Juliet
1968年/イギリス・イタリア/2時間18分
監督:フランコ・ゼフィレッリ
出演:レナード・ホワイティング、オリヴィア・ハッセー
ジャンル:恋愛ドラマ
 
●シェイクスピアの同名戯曲の何回目かの映画化、1968年当時の現代的な演出で大ヒットした。
登場人物を原作の実年齢に近づけたキャスティング(ミドルティーン)で行われ、イタリアでロケーションした。監督のフランコ・ゼフィレッリ、音楽のニーノ・ロータも当時の大御所である。
 
●あらすじ
キャピュレット家とモンタギュー家という二つの対立する旧家があり、キャピュレット家にはジュリエットという一人娘がおり、モンタギュー家にはロミオという一人息子がいたが、この二人は恋に落ちてしまった。
両家の騒乱により、追い詰められたジュリエットは「仮死になる薬を飲み死んだと思わせて、ロミオと二人で逃げる」という計画を提案した。
計画はうまくロミオに伝わってはおらず、ジュリエットが本当に死んでしまったと思い込んだロミオは毒をあおり息絶えた。目覚めたジュリエットはロミオの亡骸を発見し、ロミオの短剣で胸を刺して後を追った。
 
●大人気となった、レナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーですが、レナード・ホワイティングは、その後、映画活動はほとんど見られず、現在のお姿がネットで見られます。
オリヴィアは80年に日本の歌手、布施明と結婚、一男をもうけるが、89年に離婚。
2003年、映画『マザー・テレサ』で、マザー・テレサ役を好演し女優健在ぶりを見せた。
 
●いやあ、あまりにも古典のため、筆者はしっかりこの作品を失念していましたね。
公開当時、子供ながらも(当時は見ていない)、『セックスをしている』、『全裸になっている』などとの噂が子供の間でも取り沙汰されたもんです。
 
実際に、レナード、オリヴィアとも全裸描写、オリヴィアの胸があらわになるなど、文芸作品とうたった映画で、当時、滅多に見られない男女の絡みが見られるとなれば、当時の青少年の興味を惹いたのは当然であり、映画企画としても大成功と言える作品でしょう。
 
●と言っても、特に股間が見えるという訳でもなく、日本版で充分と思われます。
  
裸度数★★


●プライムビデオ・ロミオとジュリエット https://amzn.to/3jG9e71



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