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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

タフ  TUFF OST Suite - 川崎真弘 Masahiro Kawasaki




●木村一八論

今の若い人は木村一八って知らないんじゃないかと思う。今回書き始めたのはたまたまですよ。

映画「タフ」のサントラYOUTUBEをここに貼ったのをきっかけに、YOUTUBEにゲスト出演していた4年前(およそ50才)の木村一八氏のしゃべりを拝見した。いやあ、懐かしいね。この方の仕事をしっかり認識してるのは、80年代と90年代前半ですから。

先に下記、近年のYOUTUBE出演について述べておきましょう。まあ面白いわ。口が立つねこの人。親父さん(横山やすし)の血でしょうね。中国の話なんて泣けたわ。視聴者の反応もいいし、まだ十分イケると思う。木村時代第2幕が来てもおかしくないよ、演技力あるんだし、まだ50代でしょ。



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さて俳優・木村一八ですが、先に「男の裸」行きましょうか。85年、86年のTVシリーズ「毎度おさわがせします」シリーズ、「Ⅰ」「Ⅱ」で全裸になってます。木村氏、16才、17才の頃ですね。ほぼ毎週、男子のエッチなシーンがあり、それをウリにしたTVドラマでしたから。20代になってからは後述しましょう。

そこからTV、映画と出演作多数。超売れっ子だった。
一応、個人的な話言わせてください。この売れっ子の時期に筆者は木村氏と話をしてる。筆者がガラス張りのビデオスタジオに勤務してた時です。すでに木村氏のファン(と言うか超タイプ)だった筆者が、友人と来ていた木村氏を見つけ話しかけた。スタジオと共にビデオ機材とかも売ってたからね。(そんなこと本来の仕事じゃないんだけど)「なんかあったら聞いてくださいね」ってなことだったと思う。

そしたら遠くの方から「チョッチョッチョッ」と呼ばれて、喜んで行ったわ。ポチ状態ですね。自分でもなさけないわ。だって超タイプだもん。そしたら管轄外のシンセかなんかに興味があったようで、専門のスタッフに引き継ぎ任せたわ。それだけですが、その数年後、筆者が転職後、六本木の事件で接近遭遇する。

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木村氏の仕事は、1988年11月の傷害事件を境にして、前と後に分かれることになる。各界から引っ張りだこだったこの日以前から、この日以後は仕事全部キャンセル。吉本も首。親のやすしの言動も裏目(「やんちゃやけどよろしゅう」というようなこと)。なにしろ「あてにしていた女とやれない」からと自棄になりタクシーを蹴り、なんの落ち度もない運転手さんに障害の残るケガを負わせた。責められてしかるべき事件。ちなみにこの時、筆者は2百mほど離れた某事務所にいた。事件を聞いたのは次の日で、木村氏は筆者がいた某事務所から近距離の麻布警察署に収監。

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名声は消え、芸能の仕事に復帰したのは、92年、TVドラマ「十年愛」。筆者には印象は無く、世の中的にも話題に上がらなかったのではなかろうか。とにかくその後、「この俳優は凄いな」と思わされたのは、Vシネマシリーズの「タフ」ですよ。原田眞人監督のこの作品、木村氏を見事に蘇らせた。荒んだ心情の中に一点の小さな光が見える…。その若輩な殺し屋を見事に演じきった。銃の匂いを嗅ぐ「せつなさ」「あこがれ」「色気」は忘れがたい。

事件後、「タフ」の他に「いつかギラギラする日」(1992年、深作欣二監督)、「GONIN」(1995年、石井隆監督)などで好演するが、以前のような人気は戻らなかった。他にも当時、出演した作品もあったが、90年代中頃より、表舞台から消えた。wikiを見るとVシネマのやくざ作品に軸足を移したようです。

ちなみに「男の裸」に話を戻しますが、「GONIN」でビートたけしとの絡みのシーンがあったはず。上半身裸ぐらいの軽いシーンと記憶します。それと「Vシネマのやくざ作品」は拝見していませんが、木村氏のトークによると女性との絡みのシーンが多くあるようで、作品本数も多いですから、木村氏の裸体が拝見できるかもしれません。

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とにかくね、惜しい俳優だと思いますよ。事件は事件で責任取らなきゃいけませんが、役者としてはもう一度華咲かしてあげたいと思いますわ。事件後使った監督で深作欣二氏も石井隆氏も亡くなってる。「タフ」で長い付き合いをした原田眞人監督なんて彼に大役任せてもいいんじゃないかと思いますが、まあねえ、原田監督もクセあるらしいし、傍からモノ言える立場じゃないからねこちらは。




●「タフ サントラ」
昔は容易にYOUTUBEから音源採れたんですが、今回は時間オーバーで失敗。デジタル変換してウォークマンに移すのも手間がかかりますし、ソフトも長いこと使ってないので上手く行くかどうか?
いっそのことYOUTUBEの埋め込みでそのままこちらに公開することにしました。いつまで公開されているのか不明ですが手っ取り早いっちゃあ手っ取り早い。

ちなみにVシネマ「タフ」の映評を付け加えましょう。
Vシネマとして作られた「タフ」シリーズ。1~5と映画「ペインテッド・デザート タフ劇場版」がある。そして「2」を除いて監督は原田眞人。
主演は傷害事件を起こした後の木村一八。この俳優は上手いし色気がある。
今(2023年)や埋もれてしまったのは残念です。

下記ブログ(Tommy荒野さんと言う方)が良く書けているのでご参考に。
http://arazatu.blog48.fc2.com/blog-entry-2230.html
上記ブログと評価が違うところは「1」に対して筆者の評価が高いところですね。



●アマゾンプライムビデオ

・タフ Part1 誕生篇

・タフ Part2 復讐篇

・タフPart3 ビジネス殺戮篇

・タフ Part4 血の収穫篇

・タフ Part5 殺しのアンソロジー

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別配信サイトへ飛ぶ 「タフ 木村一八」で検索
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