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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

電撃フリント・サントラ

● 電撃フリント・アタック作戦/電撃フリントGO! GO作戦
   IN LIKE FLINT --- OUR MAN FLINT
の音楽について

●このアルバムについて 
 このアルバムには、「電撃フリント・アタック作戦」と「電撃フリントGO! GO作戦」の2作品の曲が入ってます。曲順は、「電撃フリント・アタック作戦」、「電撃フリントGO! GO作戦」の順ですが、実際の製作公開年度は逆で、「電撃フリントGO! GO作戦」が1966年、「電撃フリント・アタック作戦」が、1967年で、両方ともジェリー・ゴールドスミスの作品です。
●電撃フリントGO! GO作戦・タイトルバック曲
 タイトルバック曲は「Our Man Flint」。タイトルバック映像は裸の女体が躍る、まるで「007シリーズ」の2番煎じでいささか安っぽい。曲自体はインストメンタルのノリノリです。
●電撃フリントGO! GO作戦・ラスト曲
●全28曲
●極私的アルバム評価  

★★★★★
 基地が爆発し、フリントが女性に囲まれる映像をバックにエンドタイトルまで、「EndTitles」の演奏です。オープニングの曲を基本に壮大にアレンジしています。


●「電撃フリント・アタック作戦/電撃フリントGO! GO作戦」サントラ、作品内の曲について


 ジェリー・ゴールドスミスが、37,8才の頃の作品ですね。後年のフルオーケストラの壮大な作風はまだ出ていませんが、この「電撃フリント・アタック作戦/電撃フリントGO! GO作戦」の後、「猿の惑星」の斬新さで一躍注目を集めます。

 サントラの曲順に述べましょう。「電撃フリント・アタック作戦」はお色気満載の半ばお気楽スパイ映画でしたから、音楽も一貫して明るくとぼけた雰囲気を醸し出しています。

 テーマ曲の「IN LIKE FLINT」を主軸として、ジャズ風、ムード風、ルンバ風、チャチャチャ風、ロシア風とバラエティに富み、時折、前作の「OUR MAN FLINT」のテーマも織り込んでいます。が、「電撃フリント・アタック作戦」だけでは特出するものはなく、これだけでしたら、「●極私的アルバム評価」は、★★★ですね。


 「電撃フリントGO! GO作戦」の方は、007を意識してると思われ、気合が入ったテーマ曲、「OUR MAN FLINT」とそれを随所に入れ込んだ曲構成、こちらもジャズ風、ポップ風、ムード風とバラエティに富み見事です。

 「You're aFoolish Man, Mr.Flint」などは、テーマ曲にも代われる名曲でしょう。

*********
 現在メインに発売中のサントラは上記のデザイン(「アタック作戦」のデザイン)ですが、筆者(youon)が購入したのは、「アタック作戦」と「GO! GO作戦」が上下にデザインされた紙パッケージでした。曲目は現在と同じです。
(右写真参照)。

 ちなみにLPレコードは、「アタック作戦」と「GO! GO作戦」は別々の盤でした。筆者(youon)が買ったのは「GO! GO作戦」だけでしたが・・。(左写真参照)。


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プロフィール

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男性
自己紹介:
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http://youon.ikidane.com/
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「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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