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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

ゴールドフィンガー

●ゴールドフィンガー Goldfinger  の音楽について
●タイトルバック 
 ・ゴールドフィンガー
 この作品で初めてシリーズのひな型になる「歌手が歌うタイトルバック」です。シンガーはシャーリー・バッシー。
●挿入歌 特になし
●ラスト曲
●全10曲
ボーナストラック入りで全15曲
●極私的アルバム評価  
★★★★★
 ・ゴールドフィンガー
 シャーリー・バッシーの歌で、ラスト用に編集された「ゴールドフィンガー」。CDなどのメディア化はされていない。
 
エンドタイトルで、ビンダーのデザインの映像が動いてるのは今になっては珍しい。

 左の写真は、1980年代に筆者(youon)が買った、ボーナストラック入りのLPレコードのジャケット。渋谷の「すみや」で買いましたが、どういう経緯のLPレコードかは不明です。当時のレコードは上のジャケットデザインで、ボーナストラック無しが通常でした。
 その後のCD発売も当初はボーナストラックがなく、「007、30周年記念アルバム」で初めて、「ゴールドフィンガー」のボーナストラック、5曲を聞くことができました。

 今、発売のCDは当然ボーナストラック付きだろうと思っていましたが、amazonを見ると違いますね。現在販売中はボーナストラック無しのヴァージョンのようです。
 筆者(youon)が数年前に、amazon-UKで購入したCDは、ボーナストラック入りでした。
どうも現在でもヴァージョンが2つあるようです。

●「ゴールドフィンガー」サントラ、作品内の曲について
 この007シリーズ3作目にして、初めてジョン・バリーが主題歌も担当。このパターンが7作目の「ダイヤ」まで続くことになります。
 「ゴールドフィンガー」のバリーは絶好調。ノーマンのボンドのテーマをアクション部分、ムーディーな部分双方に生かし、また、バリー自身作曲の「ゴールドフィンガー」のテーマ旋律も、アクション部分、サスペンス部分、ムードあるシーンそれぞれに生かしています。

 サントラには映画内の曲がほとんど押さえられており、曲の分断もほとんどありません(ボーナストラック盤において)。そのため、サントラの曲を聞くことで映画内のシーンがそのまま思い起こすことができます。
 ジョン・バリーの力量が大きく発揮されたアルバムですが、これが頂点ではないことがバリーの凄さでしょう。

 なお、サントラ盤に収録されている「ゴールドフィンガー」のオーケストラ演奏、パンチの効いたインストメンタル「ゴールドフィンガー・インターナショナル・ヴァージョン」は、過去にシングルカットもされてますが、作品本編に使用されたシーンは見当たりません。過去のTV放送時には、アストンマーチンの活躍場面でこの曲をのせていました。
 何故かCDアルバムでは、この曲だけモノラルです。

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「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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