●a)「ミッション:インポッシブル2」オリジナル・サウンドトラック・オリジナル・スコアヴァージョン
Hans Zimmer
大変恐縮ですが筆者(youon)は、映画「M:I-2」のサントラを所有しておりません(「M:I-Ⅲ」は全て持ってます)。「M:I-2」の音楽については、録画してある本編を音楽を注視して再鑑賞しました。それについては後述します。
その前に、「M:I-2」のサントラについて、ネットで検索いたしましたが、不可解なことがあるので、それを述べます。間違ったことを言うかもしれません。知らないことは知らないと申します。
「ミッション・インポッシブル」の時のようにサントラと称する盤が数枚(2盤)リリースされているようです。そのジャケットデザインが「タワーレコード」と「amazon」とでは違ってるんですよ。「タワーレコード」では、ハンズ・ジマーの「スコア盤」が上記のデザイン。「ミュージック・フロム・アンド・インスパイアド・バイ・M:I-2」が下記のデザインで、「amazon」では逆になってます。「タワーレコード」の方が正しいのではないでしょうか。
●b) ミュージック・フロム・アンド・インスパイアド・バイ・M:I-2
「ミッション・インポッシブル」の時に申しましたように、「スコア」と「インスパイア」とでは偉い違いですからね、ハンズ・ジマーのサントラを聞くには、「スコア」を手にするべきでしょう。「インスパイア盤」は、ネットのサンプルを聞く限りは、全てロックでした。本編にはそんなにロックは出ていません。「1」と同様に本編に出てない曲がリリースされてるのではと推測します。所有しておりませんのでこれ以上は申しません。
さて、「スコア盤」も筆者(youon)は、所有してませんので、録画してあった本編を音楽注視して再見しました。まず作品のB級加減は、別のコーナーで申し上げるとして、ハンズ・ジマーの音楽は、まあ無難にこなしてるといった感じです。
ハンズ・ジマー自体は、作品数は多いものの、どうも筆者(youon)にとって捉えどころの無い作曲家です。ハンズ・ジマーという個人は確かに存在はしますが、仕事はどうも複数人のチームでやってるという話を聞きます。捉えどころの無い理由はそれかもしれません。
ラロ・シフリンの「スパイ大作戦」の旋律は、タイトルバックに大幅に編曲しロック調て登場。そして終盤のバイクアクションにも登場しますが、特にこれといったインパクトはありません。
ほかの場面のハンス・ジマーの音楽も要所要所にのってはいますが、特に印象に残らないんですよね。逆の言い方をすれば、物語進行の邪魔をしない音楽の付け方。ハンス・ジマーが活躍し始める90年代後半より、こういう傾向の映画音楽が一般的になってきたように思います。つまり個性のある映画音楽作曲家が少なくなったということです。
持ってない盤については、サラッと流して、「M:I-Ⅲ」についてじっくりお話するつもりでしたが、「M:I-2」で長くなってしまいましたね。「M:I-Ⅲ」は後日、別ページにさせていただきます。
『ジェームズ・ボンドとシリーズ映画・批評エントランス・』TOPへ