●ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション
MISSION:IMPOSSIBLE ROGUE NATION の音楽について
Music From The Motion Picture
Music By
JOE KRAEMER
ミュージック・フロム・ザ・モーションピクチャー・サウンドトラック
ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション
ジョー・クレイマー
●全19曲・74分
●極私的アルバム評価
★★★
今回は筆者(youon)は、当アルバムを所有しており、この記事を書くために「ミッションインポッシブル・ローグ・ネイション」の録画を音楽に注視して再見しております。
何故、今回はこのアルバムを所有する気になったかと申しますと、映画館で本編を見た時に、大元の「スパイ大作戦」、シフリンの旋律が多く使われていると思ったからです。
実際、アルバムには、「スパイ大作戦のテーマ」や「THE PLOT」などシフリンの旋律がちょこちょことそこらかしこに散らばれております。が、音楽として、または映像のインパクトとしてそれが有効に使われているとはちょっと疑問です。
アルバムに収録されている音楽は、ほぼ本編に掛かっている音楽を網羅しております。
アルバムを聞くだけで推測できるように、この音楽は本編の映像に合わせて出来上がっていると言うことです。まあ、当り前なことで、「映像とかけ離れてどうする?」と言う考え方もありますが、出来る作曲家は、映像を際立たせると同時に音楽を主張しますよ。
このアルバムの独自の旋律はありますが、「たらら~」を繰り返すのが主で魅力はありません。そんな中で、シフリンの旋律をまぶすくらいなら、アクションシーンには「スパイ大作戦のテーマ」をそのまま、アクションシーンが終わるまで流せばよし、サスペンスシーンにはシフリンの「THE PLOT」を最後まで聞かせればよろしいです。
自己を主張しない映画作曲家を使うくらいなら、せっかくシフリンに版権料払ってるんだから、過去の「スパイ大作戦」の音楽をそのまま(多少画面に合わせて編曲し)使えばよろしいです。
第6作目が出るまで、今回で「ミッション・インポッシブルの音楽について」は一区切りです。多少、きつめなことを申しました。
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