「ミッション・インポッシブル」MISSION IMPOSSIBLE 映画シリーズについて・その2
●第4作目
「ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル」
MISSION IMPOSSIBLE– Ghost Protocolオリジナルポスター 日本版ポスター

製作:2011年 米 監督・ブラッド・バード
音楽・マイケル・ジアッキノ
●主な見せ場
・ブタペストでの銃撃戦、女殺し屋の登場。
・モスクワの刑務所からイーサン脱出。
・クレムリンへの侵入、脱出、爆発。
・ロシアの病院、脱出。
・車への銃撃、川からの脱出。
・ドバイの高層ビル、クライミング。
・上階下階でのなりすまし同時取引のサスペンス。
・ドバイ、砂嵐の中の追跡、カーチェイス。
・ムンバイの高架駐車場での格闘。
●極私的感想
アクション映画のジャンルにおいては、傑作と言って過言でない作品。核ミサイル発射を企む敵を阻止するという単純な話の軸だが、レア・セドゥ演じる女殺し屋(好演)や、ロシア警察の追跡など、話は枝葉に分かれ複雑になるが、考えさせる暇を与えないほど見せ場が続き、画面から目を離させない。現場チームに参加することになったベンジー(サイモン・ペッグ)のコメディ部分や、謎を抱える分析官ブラント(ジェレミー・レナー)の話も生きている。
前作で脚本・監督を担当したJ・J・エイブラムスが、今作の製作を担当した功績もあると推測します。ラストのイーサンの妻登場で、前作(『M:i:Ⅲ』)と繋がっていることが明白となり、いいラストシーンを作り上げた。
●第5作目
「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」
Mission: Impossible - Rogue Nation
オリジナルポスター 日本版ポスター

製作:2015年 米 監督・クリストファー・マッカリー
音楽・ジョー・クレイマー
●主な見せ場
・ベラルーシの飛行場で輸送機張り付きスタント。
・尋問室より脱出。
・ウィーン、オペラ会場での格闘、銃撃。
・水中データー倉庫侵入。
・野外レストラン、ベンジー人質爆弾サスペンス。
・バイクとのカーチェイス。バイクアクション。
●極私的感想
製作に中国資本が入った今作、巷(ネット等)の評判はたいへんよろしいが、これは宣伝に相当力が入ったためだと筆者(youon)は推測しています。
監督のクリストファー・マッカリーは、同じくトム・クルーズ主演の『アウトロー』で、70年代アクション映画を彷彿させる秀作アクションを作り上げたが、今作の出来は、今一歩という感じです。
トム本人がスタントした最大の見せ場、輸送機飛び立ちも、「トム本人が危険なことをやっている」というエクスキューズが無ければ、ただ輸送機が飛んでいる映像にしか見えず、また、この最大の見せ場のシーンをタイトル前に持ってくるという手法は、007シリーズを彷彿させ、ミッション・インポッシブルらしさは感じられません。
金属は探知するが、人間のような大きな物体が入っても探知しない口が大きく開いた水槽は、説得力がなく、アクションにキレも見られません。サイモン・ペグのコメディ部分やラストのカーアクションがそれなりに魅せているのが救いです。
『ジェームズ・ボンドとシリーズ
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