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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

「消されたライセンス」Licence To Kill の音楽について

● 「消されたライセンス」Licence To Kill の音楽について



全10曲
●極私的アルバム評価  
★★


●タイトルバック 
Licence To Kill 主題歌・グラディス・ナイト
 主題歌作曲、作詞は、Narada Michael Walden, Jeffrey Cohen, Walter Afanasieff。これまでのシリーズで主題歌と劇中曲作曲は何かしらの形で繋がっていたのが、今作で初めて独立した主題歌となる。グラディス・ナイトが歌うこの主題歌は、パンチの効いたバラードで、なかなか聞かせます。
●挿入歌
・正当な挿入歌としては特になし。
 サントラ盤には、劇中に掛かる曲として、「Wedding Party」アーティスト- Ivoryと、「Dirty Love」アーティスト- Tim Feehan が収録されている。
●ラスト曲
If You Asked Me To 歌・パティ・ラベル
 ダイアン・ウォーレン作曲。「消されたライセンス」DVD特典に収録されているパティ・ラベルのミュージックビデオは、けっこう迫力あり。これもパンチの効いたバラード。

●「消されたライセンス」サントラ、作品内の曲について

 上記、極私的アルバム評価で、星2つしか付けませんでしたが、サントラ盤として評価するならば、厳しめでやはり星2つですね。

 本編の劇中曲としては、今回担当の作曲家、マイケル・ケイメンはいい仕事をしています。していますが、これはマイケル・ケイメン(故人)の特徴で、映像に合わせて効果音的な曲をつける、こういう手法です。これは、マイケル・ケイメンが担当した他の映画作品にも言えることで、今作「消されたライセンス」でもそういう的確な仕事をしています。

 サントラには、例えば、9分10秒ある「Licence Revoked」だと、劇中曲の効果音楽を1つにまとめたような曲で、曲そのものにテーマは見えません。唯一、ボンドガールのパムをテーマにした「Pam」で美しいメロディを聞かせます。

 ボンドのテーマはところどころに登場しますが、すぐに「ジャーン」とか映像に合わせた効果音楽風に変わるので、あまり楽しめません。南米風なギターの曲はなかなかいい味を出していますが、「ボンド音楽」という感じはありません。

 今作「消されたライセンス」のマイケル・ケイメンの仕事は一種、腰の据わった仕事ぶりに見えます。特に007シリーズを意識せず、主題歌も別作曲家なので旋律に使えず、ボンドのテーマをところどころにまぶした、”アクション・サスペンス映画”の音楽を作ったといった感じです。

 終盤のタンクローリーチェイスで、ボンドのテーマが長くかかりますが、映像がマッドマックス風ですので、なんとなくしっくりきません。

 主題曲もラストの曲もいい曲で聞かせます。主題曲とラストの曲だけなら星5つですね。


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