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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

「ゴールデンアイ」のポスターについて

●「ゴールデンアイ」のポスターについて

 実は筆者(youon)は、「ゴールデンアイ」の公開前の宣伝期間には、007文化の無い外国に住んでいて、日本で当作品がどのようにパブリシティされていたのか存じません。
 日本に帰ってきたのは、当時直行便があった関空で、そこを降り、見たモノは、梅田駅前の「ゴールデンアイ」の絵で描いた、”絶賛上映中”の看板でした。

 その「ゴールデンアイ」の看板にはロジャー・ムーアそっくりな男性が銃を構えていました。
 『なるほど、興行側ではムーアのイメージで売りたいんだな』と推測しましたが真意は分かりません。ただ、ブロスナンが銃を構えてる絵には思えませんでしたね。

 そのまま梅田で「ゴールデンアイ」を見ました。本来、筆者(youon)は、神奈川県の人間ですから、大阪で映画を見るのはイレギュラーな出来事です。それだけ早く見たかった訳です。
 本編の感想や音楽については別コーナーに書く(書かれている)として、「ゴールデンアイ」のポスターについて述べましょう。

 前作「消されたライセンス」から6年も経ち、どのようにパブリシティしていくべきか、イオンプロは大いに悩んだと思いますね。それが素直にポスターに出てます。

 今更、華やかなお祭りもできず、今や007ブランドもさして強調できず、全体的にどのポスターも何をウリにしていいのかボンヤリしたモノになってます。
 ちなみに「ゴールデンアイ」の興行成績は、世界的に好調で、この時期でシリーズトップとなりました。これはひとえにパブリシティ云々の話ではなく、この当時、30年以上培われた007ブランドのお陰だと思いますね。だって6年も待たされたんですから。普通、「どう変わったんだろう」と確認したいと思いますよ。

********

・まずは内容に踏み込まないイメージポスターから。
 ニューボンドを強調してませんね。このポスターは銃口が見る側に向けているため、アメリカだったか、”威圧感を与える”という倫理的理由から、早々に(該当国では)ボツになったと聞いています。



●次あたりがこれ(下記)だったのではないでしょうか。日本版もあるはずですが見つけられませんでした。



●まだ何だか分かりませんね(下記)。全然面白みのないポスターです。



●上記のポスターとどこが違うかと言うと、ブロスナンの顔でしょうか?
 う~ん、顔だけ変えても・・と思うのですが・・。もしくは上記に述べた『銃口云々』が関係してるのかもしれません?



●日本版ポスターは上記に準じます。コピー先行公開国でヒットしたので、得意の『全米No,1大ヒット!』ですね。007はイギリスなんですが・・・。




●日本版にはこんなの(下記)もあったようです。



●とにかく「ゴールデンアイ」のポスターは、どれも工夫が無く似たようなポスターなので、
初めて見たポスターも既視感があり新鮮に受け止められません。下記は外国製でしょうか?
藍の冠みたいのが印象深いです。



●下記のポスターは初めて見ましたが、オフィシャルではなくファンメイドではないかと推測します。違ったらすいません。なかなか良い出来です。



●このポスター(下記)は劇場公開時ではなく、二次メディア用だと思います。
もう写真構成に自信が表れています。



 

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自己紹介:
ウェブサイト「ジェームズ・ボンドとシリーズ映画・批評」
http://youon.ikidane.com/
の管理人です。
「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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