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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

「ゴールデンアイ」GoldenEye の音楽について

● 「ゴールデンアイ」GoldenEye の音楽について



全16曲
●極私的アルバム評価  
★★


●タイトルバック 
GoldenEye 主題歌・ティナ・ターナー
 主題歌作詞・作曲、ボノ、ジ・エッジ。往年のベテラン、ティナ・ターナーがシャウトする名曲。
●挿入歌
・正当な挿入歌としては特になし。wikiには下記の情報がありますが、サントラ盤には見当たりません。
 劇中歌「スタンド・バイ・ユア・マン」 - ミニー・ドライバー
作詞・作曲 - ビリー・シェリル、タミー・ウィネット
●ラスト曲
エクスペリエンス・オブ・ラヴ エリック・セラ
 作詞・作曲、エリック・セラ、ルパート・ハイン。

●「ゴールデンアイ」サントラ、作品内の曲について

 賛否両論とのことですが、筆者(youon)は「否」の方ですので、なるべく悪口三昧にならないよう気を付けます。

 まずティナ・ターナーの主題歌ですが、これは迫力ある名曲。これはこれで終わり。問題は本編とラストのエリック・セラです。
 当初、セラは、音楽オファーを一度断って、周囲の説得でオファーを受けたと聞いています。やる気、もしくは「ボンド映画」に対する敬意が無いならば、断るべきだったと思いますね。

 なにしろ賛否両論の「否定側」には、「音楽全部入れ替えて作品自体をリブートせよ」といった意見が出るくらいで、筆者(youon)としても、主題歌以外、音楽全部入れ替えれば、「ゴールデンアイ」という作品自体が、150%ぐらい面白くなるのではないかと思っています。

 上記、極私的アルバム評価で星2つです。戦闘ヘリ脱出シーンの音楽は迫力があり映像を盛り上げています。そこは評価できますが、全体としてはやはり、甘めで星2つですね。

 ボンドのテーマを一切使っていないので良くないという意見がありますが、実はボンドのテーマ旋律は、ところどころに使っています。使っていますが、「コンカラカンカンコンコンコン」とシンセやティンパニーを使った気の抜けた入れ方。曲や本編を盛り上げるために入れてはいません。

 実はこの文を書くために「ゴールデンアイ」を見直してみました。またサントラも何度も聞き直しました。まずサントラは曲として1曲1曲はそれなりに聞かせます。シンセを中心として、全体にエコーがかかったような曲作り。「ゴ~ン」とか「ファ~ン」と言った音響が印象に残ります。全体的に暗いです。

 本編の劇中曲としては、どの曲が使われていたのか分からないくらい印象に残らない。つまり映像を盛り上げてもいなければ、合ってもいない。時たま「ゴ~ン」とか「ファ~ン」とか聞こえるくらい。音楽のヴォリューム自体も小さい。
 図書室のアクションからヴォリュームが上がり、そのままクライマックスのタンクチェイスにつながりボンドのテーマが聞こえてくる。ここの音楽は違う作曲家に差し替えられていますから、製作側から「エリック・セラは合わない」と判断された証拠です。この別作曲家はジョン・アルトマンとのことです。

 ラストの「エクスペリエンス・オブ・ラヴ」は、ムードある曲で曲としてはそれなりに聞かせますが、「ボンド映画」のラストの大団円の曲としてはふさわしいと思えず、ここがボンドのテーマだったら、作品全体の印象も随分違っただろうと思います。

 サントラに収録されてないタンクチェイスの曲は、4枚組、The City Of Prague Philharmonic Orchestra 演奏の「James Bond Collection」で聞くことができます。

・4枚組、The City Of Prague Philharmonic Orchestra 演奏の「James Bond Collection」



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「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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