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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

●「ダーティハリー」Dirty Harry シリーズのポスターについて

●「ダーティハリー」シリーズのポスターについて

・いわゆる映画のポスターについて、筆者(youon)が具体的に意識したのは、多分、下記に述べる「ダーティハリー」ではなかったかと思います。

 もちろん当時はシネコンなんかない訳であって、ポスターよりも映画館の看板絵が目立ってて、横浜ピカデリー(今はもちろん無い)の入り口の看板に、イーストウッドがマグナムを構えてる絵をおぼろげに覚えてますよ。

 「映画を映画館で見る」というイベントの一環として、ポスターは誠に重要な要素であって、それを初めて筆者(youon)に意識させたのが、下記の「ダーティハリー」だったのでしょう。



●ダーティハリー Dirty Harry

・まず日本版であり、上記の筆者の記憶に刻まれているポスター(下記)です。
 本国版と比べても、これが一番出来がいいんじゃないですか? ハリーの足元、工夫してますよね。



・下記が本国版で、実は日本版はほとんど本国版を踏襲してたことを今知りました。
 青色でイメージを統一してるようです。



・これも本国版。このイメージは、日本版のチラシに生かされています。





●ダーティハリー2 Magnum Force

・後にサントラとかDVDパッケージとかに使用されるイーストウッドのアップイメージを、日本版は早々とこの時点で使っています。



・マグナムを強調した日本版得意な写真構成ポスターですが、イーストウッドの顔位置が変です。



・1作目で手応えを感じたマルパソプロ及び関係者は、ポーズ決めのポスターを作ります。
 主張は「44マグナム」と「イーストウッド」。元ネタは「ボンド映画」でしょう。
 もっとも、「007/死ぬのは奴らだ」でボンドにマグナム、リボルバー銃を持たせたのは「ダーティハリー」の影響で、お互い様ですが、この時点では「ダーティハリー」の方がインパクトありました。



・本国版です。下記の2ポスター、筆者(youon)は初めて見ました。その後の2次メディアに使われていないように思います。







●ダーティハリー3 The Enforcer

・下記、日本版です。一番印象に残っているのはこのポスター。なにせマグナムを構えていません。バズーカ砲です。スケールアップを感じさせました(本編は別として)。



・筆者(youon)がただ単に疎かったのか、この(下記)日本版ポスターに記憶はありません。
「関東地区では使用しなかったのでは・・」と思うほど、今、初めて見ました。本国版に色を付けた作風ですね。



・本国版(下記)です。上記、日本版の元ネタですね。モノクロで統一したようです。
 タイトル文字の一部分だけカラーになっています。



・これ(下記)もモノクロイメージですが、これをカラーにしたモノは、後のサントラや2次メディアに使用されています。





●ダーティハリー4 Sudden Impact

・下記、日本版です。本国版の顔の左側にハリーの立ち姿を入れ込んだのが特徴。こっちの方が全体が生きてきますね。



・これら図案は、その後の2次メディアなどに使用されていますが、これら同様図案以外の「ダーティハリー4」のポスターは見つけられませんでした。他にもあってもおかしくないと思うのですが・・。下記2つ、本国版です。







●ダーティハリー5 The Dead Pool

・下記、日本版です。本国版を日本語にしただけですが、文字の配置が絶妙です。英語原題の色を変えたところが生きています。



・下記、本国版2種です。「ダーティーハリー5」も、この図柄以外のポスターは見つかりませんでした。






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プロフィール

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性別:
男性
自己紹介:
ウェブサイト「ジェームズ・ボンドとシリーズ映画・批評」
http://youon.ikidane.com/
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「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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