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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のサントラ



 本来ならサイトのサウンドトラックのコーナーに書くべきでしょうが、まだ本編を1度しか見てませんし、あまりいいことは書けませんので、つぶやき程度にこちらのブログに書かせていただきます。

 サントラCD自体は、作品上映前に購入し、だいぶ聞き込んでますよ。その上で申し上げます。

 まず、今回の作品は、これまでのシリーズであるようなハッタリを利かせた音作りをするべきでないということは分かります。音楽がしゃしゃり出るべきではないという事も分かります。そして本編初見では、音楽が上手く映像をサポートしているという印象を持ちました。本編の音楽に関しては、今後、本編を何度も見て、分析が済んでから述べることとします。

 さて、今回のサントラですが、詰まらなさではシリーズ上位ですね。ボンドのテーマや、「女王陛下」からの音楽は、ノーマン、バリーの功績ですよ。

 では今回のハンス・ジマーの主張は何ですか? 「いや、あえて主張は無いんです。名曲をリスペクトしただけ」と、もしおっしゃるならば、そういう仕事の仕方もあるでしょう。それは責めませんよ。

 ただオリジナルで新規に作成した曲の気の抜けた加減は何ですか? チャカチャカチャカチャカ、と、トコトコトコトコ、のリズムに一小節づつ、タ~、ラー、と音階を変えて乗せてるだけ。時折、パラッパーと金管音・・。こういうのパソコンソフトで誰でも作れますわ。
 全曲そんな感じ。唯一聞かせるのは、テーマ曲のムードアレンジ。これだって元々ムード曲なんだからジマーの手腕とは思えません。

 ハンス・ジマーが担当するというニュースを聞いた時から不安に思っていたことが見事に実現したのがこのサントラです。やっぱり愚痴になってしまいました。すいません。本編の仕事ぶりはまた別の話です。


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