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サントラ・ジェームズ・ボンド・映画音楽アートの研究・映画コラム

「ジェームズ・ボンド映画」のサントラを中心に、映画音楽、映画批評、アートなどを述べていきます。映画コラム・写真集などあります。

エゴイスト

●エゴイスト
2023年製作/120分/R15+/日本
Egoist
監督:松永大司
出演:鈴木亮平、宮沢氷魚、柄本明、阿川佐和子

【解説】
14歳で母を失い、田舎町でありのままの自分を隠して鬱屈とした思春期を過ごした浩輔。今は東京の出版社でファッション誌の編集者として働き、自由な日々を送っている。そんな彼が出会ったのは、シングルマザーである母を支えながら暮らす、パーソナルトレーナーの龍太。惹かれ合った2人は、時に龍太の母も交えながら満ち足りた時間を重ねていく。亡き母への想いを抱えた浩輔にとって、母に寄り添う龍太をサポートし、愛し合う時間は幸せなものだった。しかし2人でドライブに出かける約束をしていたある日、何故か龍太は姿を現さなかった。(C)2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会

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●「ゲイの映画」でも「愛の映画」でもないといった公式文面をどこかで見た記憶があります。つまりこの映画は「エゴイスト」の映画であるということら・し・い。

始めに申し上げます。筆者にはこの作品のシーンの一部である「金を出す」「執着する」「都合のいい方にもっていく」ってなところにこじつけないと「エゴイスト」は感じられません。
言い換えれば、この作品の作り手が訴えかけるモノがエゴイストであろうが何であろうが筆者には伝わってきてはいません。したがって、この映画のテーマは何なのか筆者は把握できていません。

が、演者それぞれ魅力があるのと中盤でガラッと話が変わるので、2時間見ていられました。



●男の裸を申しておきましょう。裸のカット、シーンは豊富にあります。ただしフィックス(固定)で全身を写したカットは皆無のはず。商売考えれば、映画『変態仮面』でマッチョ半裸姿を見せた鈴木亮平の全裸カットがあっても不思議ではないですが、エロ印象を避けたか、観客年齢制限を意識したのか、本来魅力ある上半身カットもありません。

カメラは手持ちで始終ふらつき、かろうじて宮沢氷魚の上半身裸、ウリ専客の射精シーン等あるが、カラダの一部を写し、雰囲気を出すという作風です。

●映画の評価をYahoo!映評を参考に話すと、総合点は3.9(5点満点で)とまあ高評価。5点付けてる人の映評を読んでも筆者にはピンと来ませんね。「愛することはエゴ」と評する人がいて、まあそうなんだろうけど、それが描かれていたとは筆者は思いません。

低評価で「ゲイブームを主張することに反対」に多くの[役に立った](いいね)を集めていて、これは何かの組織票ではないかと疑いますね。あとゲイ否定のような映評には「分かって見てるのに何で見たのかね?」と単純に疑問。

筆者の評は、珍しく、こちらとyahoo!映評に別々の文書きました。主に鈴木亮平の演技についてですね。作品はまあ悪くは無いけど、上記に書いたようにテーマは伝わらず、各役者の魅力で見せました。TV「ビートたけしのTVタックル」の印象しかなかった阿川佐和子の自然体の演技がこの作品を好印象にしています。

●筆者のYahoo!映画評はこちら ゲイを演じてはいないオネエを演じてる」


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「ボンド映画」「映画音楽」の長年のファンです。

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